【解説】葵文とは?日本伝統文様にある葵を徹底解剖!

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葵文 – あおいもん –

双葉葵、二葉葵(ふたばあおい)の葉を文様化したもので、形や組み合わせにより立葵、葵巴、葵唐草などがあり、今もなお着物や帯に広く用いられます。

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葵(あおい)とは?

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葵(あおい)は日本の固有種で、馬の鈴草(うまのすずくさ)科の多年草、園芸や薬用植物でも有名です。
開花時期は3月〜5月頃で、赤褐色や紫褐色の花が咲きます。
別名は双葉葵または二葉葵(ふたばあおい)、賀茂葵(かもあおい)などがあるそうです。
花言葉は「細やかな愛情」。
一部の日本エリアでは絶滅危惧I類に指定されているそです。。。

葵文(あおいもん)について

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参照:フリー素材サイト発光大王堂

毎年5月15日、京都で行われる「葵祭(あおいさい)」は、平安時代から続く京都三大祭の1つで、五穀豊穣を祈願して京都御所から賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)までを葵の葉で飾られた御所車などでねり歩き、優雅な行列で彩る素敵なお祭りです。
この輿や車に飾られるのはすべて葵の葉っぱで、主に双葉葵(ふたばあおい)が使われています。
また、徳川家の家紋としても知られる「葵の御紋」「三葉葵」も双葉葵(ふたばあおい)がモチーフになっています。(画像参照)
なんと江戸時代には葵文の使用は厳禁されていました。
なぜ徳川は言わば雑草の葵(あおい)を家紋に取り入れたのか?
葵(あおい)は、全国各地の山林などに自生する多年草で、ありふれた植物で、地を這うように根を生やす葵(あおい)の丈夫さや生命力の強さに、家の発展をなぞらえたと言われています。

葵文(あおいもん)が使用されたデザイン

橋口五葉 「温泉宿」 (1920)橋口五葉 「温泉宿」 (1920)
パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集

参考:instagram@kyogozan

 

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参考:ビバ!江戸

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※2021/12/21(火)更新※


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